会社の飲み会を強要
飲み会が多い職場が社員にとって働きにくい職場なのか?実際に経験してみないと分かりませんよね?
今回、IT業界で働いている入社10年目の中村(仮称)さんからの相談内容をご紹介します。

 

中村さんは銀行系のIT企業で働いています。
土日祝休みで家族との時間も充実して過ごすことができ、また、仕事も充実し満喫した人生を過ごしているかのように見えました。
ただ、1点を除いては・・・

 

それは、仕事が終わった後の飲み会が嫌で仕方ないとのことでした。
お酒が好きな人にとって飲み会は楽しいと感じやすいですが、気の合わない人たちとのお酒は美味しくありません。
しかも、お酒が飲めない人からすると「早く時間が過ぎて欲しい」と願うばかりです。

 

最近では働き方改革によって、プラベートの時間を大事にしようという企業も増えてきました。
ただ、会社の社風は簡単には変わりません。それは、飲み会を誘う人は楽しさを共有できていると勘違いしているからです。

 

「自分が楽しいから、参加しているメンバーも楽しいはず」というのは大間違いです。
そんな中村さんの悩み事例をご紹介させていただきます。

 

飲み会が多い職場って時代遅れ?

正確には強要とまでいえないかもしれませんが、参加しないといけない雰囲気があります。

最近では働き方の多様化が進み、プライベートの時間を大事にする会社も増えてきました。
ただ、私が働いている会社は逆行しています。

 

会社全体の社風ではなく、所属長の考え方で飲み会の頻度が大きく違ってきます。
飲み会が好きな上司やプライベートの時間を大事にしたい上司、色んな上司がいますよね。
私の上司は「飲み会大好き上司」です。そのため、頻繁に飲み会に誘われます。

 

若い社員は平気で断ったりしているのですが、入社10年目の中堅社員にもなると、上司の機嫌も気になり「断ると査定に響くのでは?」と考えてしまいます。

 

なぜ、飲み会が嫌いなのか?参加すれば良いのでは?

飲み会が嫌い
私がこの会社で飲み会が嫌いな要因は6点あります。

  1. そもそもお酒がほとんど飲めないので、美味しいと感じたことはありません
  2. 2歳と6歳の子どもがいるので、早く帰って育児を手伝い、妻の負担を減らしたいため
  3. 飲み会の費用はなぜか割り勘。その理由は上司もお小遣い制のため
     私もお小遣い制で、飲み会の費用をお小遣いから捻出しているため(もっと好きなことにお金を使いたい)
  4. 上司の親父ギャグに愛想割するのが面倒なため
  5. 何度も聞いたことがある、上司の昔話を聞くのに疲れるため
  6. 終電になることが多いので、次の仕事に影響するため。(1店舗だけでは終わらず、店をはしごするため)

     

    夕方になると「今日は仕事を早めに終わって、行けるものは参加してな!」と号令がかかります。
    号令だけ聞くと強制ではありません。ただ、日頃の上司との向き合い方や接し方で考えると「内心強制」です。

     

    参加しないと「冷たい目で見られる。もしかしたら査定に響くのでは?」と、今後、起きうるマイナス面がどうしても頭をよぎります。

     

    若者の考え方を実行できれば楽になれる

    若者の考え方を実行できれば楽
    若者は「上司は行けるものは参加して」と言っていますよ。だったら「行きたい人」だけ参加すればよいでしょう。
    これは「飲み会の強要ですか?」「参加しないと罰則やペナルティがあるのですか?」
    それなら、仕事ですね!仕事なら残業手当がつくので参加しますよ!

     

    この発言を聞いたとき「若者強し!」と率直に感じました。
    そこまで割り切れる背景には「嫌だったら他の会社に行ってもいい」といった考えがあるのか?
    1度で良いので、私が上司に言ってみたいセリフですね!

     

    ただ、私と若者とどちらの人生が充実しているのか?
    客観的にみると「若者の人生のほうが充実している」ようにみえます。
    勇気を出して断ることができれば、どれだけ楽になれるのか?

    その1歩がなかなか踏み出せません。すべてが法律で割り切れるものではありません。

     

    会社の飲み会は残業になるのか?

    会社の飲み会は残業になるのか?
    先ほど、若者が行っていたように「強制的に参加させられているのか?」によって判断が変わってきます。
    飲み会が「会社の指揮命令化におかれている時間(会社に拘束されている時間)」であれば、残業扱いになる可能性が高まります。

     

    「参加の有無を参加者にゆだねている場合」は残業扱いになる可能性は低いでしょう。
    参加者自身が参加の有無を選択できる状況(自由参加)で、参加した社員だけ残業手当がつくのは矛盾していますよね。

     

    中村さんが心配している「上司から嫌われる・査定に響く」はあくまで憶測です。
    ただ、本人しか分からない断りにくい雰囲気があるのは事実かもしれません。
    しかし、状況を判断すると残業にはならないと考えます。

     

    大事な取引先の接待は残業扱いになるケースが多くあります。
    そこで飲み食いした費用は、会社の経費(接待交際費)で支払われるはずです。

     

    上司から「今日の夜は大事な取引先との接待だから時間を空けておくように!」と言われれば、仕事の延長線ですよね。
    また、断ることも難しいはずです。(強制力がある)

     

    中村さんは残業の定義などについて、調べたことはありました。
    ただ、強要されているわけではなく、自分で悪習慣化させてしまっている事実も理解しています。
    結果、自身の心が弱いだけとあきらめていました。

     

    会社のイベントに誘われ、断れないことも

    会社のイベントに誘われ、断れないことも
    私の上司はスポーツ大好き人間です。
    会社でも企業対抗マラソンやソフトボール大会などを開催し、人数を募って参加しています。

     

    もちろん、私も参加しています。
    私はスポーツが好きなわけではありません。
    これも断れない性分から、イヤイヤ参加しているイベントです。

     

    特にこういったイベントは土日に行われるので、家族との時間を使って参加しないといけません。
    業務時間を使ってやるなら参加することに抵抗は少ないのですが・・・

     

    自分のプライベートな時間を使って行われるイベントには、どうしても拒否感が出てしまいます。
    そんなモチベーションのなか参加しているイベントで結果が出るはずもなく、終わった後には後悔しか残りません。

     

    全ては自分が「参加する」と選択したことに問題があるように思えるので、文句を言う場所もありません。
    「自分には、この職場環境があっていないのか?」
    最近では、仕事のモチベーションも上がらず、悩む日々を過ごしています。

     

    まとめ

    私は中村さんに1冊の本を手渡しました。
    それは、アドラーの「嫌われる勇気」です。
    極論ですが「他人に嫌われないようにする無駄なことは、やめたほうが良いのでは?」ということです。

     

    1ヶ月に何度か飲み会に誘われ参加している時間を中村さんは無駄に感じています。
    1年単位でみると、どれだけ無駄な時間を過ごしているのでしょうか?
    私は働くということは「本人も家族も幸せになるべき」だと考えています。

     

    上司の機嫌をとることが仕事にならないような、働き方を中村さんには勧めました。
    飲み会で機嫌をとるよりも、仕事の成果で上司に認められる存在になれば、もっと充実な人生をおくることができます。

     

    今後、中村さんがどういった選択をし、どういった行動にでるのか?
    中村さんに寄り添った形でアドバイスし続けていくようにします。

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