飲食店がブラックできついのは本当か?人気店の店長を辞めた理由とは?
26歳の頃、このままフリーターを続けていては将来が不安だ。これから就職するなら誰もが知っているようなオシャレな雰囲気のカフェで働きたい。そう思いカフェチェーン店の正社員となりました。

 

しかし実際に勤務し始めると、毎日の人不足によって発生する長時間労働とアルバイトの方の不満や要望をぶつけられる日々でした。就職した頃には居心地の良い綺麗なお店にしたい。

 

美味しい食事とドリンクでお客様に喜んでもらいたい。スタッフが働きやすい風通しの良いお店を作って行きたいと考えたりしていましたが、2年半の間にどんどんその気持ちは薄れていきました。

 

少しでも仕事から離れて他のことを考えていたい。労働時間が長すぎて自分の時間が持てない。睡眠時間すら確保するのが困難。人間関係がうまくいかない。

 

休みがほとんどないにもかかわらず、たまの休みになると必ず電話が掛かってくる。時にはこのままこの仕事を続けていくなら死んだ方がマシだと考えたこともありました。飲食店で勤務されている方で私と同じような思いをして悩んでいませんか?

 

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なぜ、飲食店の店長はブラックできついと感じるのか?

なぜ、飲食店の店長はブラックできついと感じるのか?

労働時間が長く休みが少ない

飲食業界で悩んでいる方の多くが同じような経験からブラックだ。体がしんどいと感じている方も多いのではないでしょうか。就職し2ヶ月の研修を終えた後、すぐに大阪の大きなお店に店長として配属されました。

 

まだ右も左も分からない新人だったので1ヶ月ほど店長を補佐するベテラン社員にサポートして頂きました。サポート期間が終了すると、30名ほどいるアルバイトの方の中で私一人だけ社員という状況になりました。

 

そこからは長時間労働の始まりでした。シフトを作成しても不足ばかりで中々埋まりません。アルバイトの方への交渉術のすべや他店からヘルプの呼び方を知らない新人の私は、最終的に自分がシフトに入るという最悪の一手を打ってしまったのです。

 

私の勤務していたカフェは営業時間が朝7時から夜の22時と大手チェーン店のカフェではよくあるものですが朝から晩まで勤務すると疲れは相当なものになります。

 

開店準備の朝6時から夕方18時までは人員不足で中々シフトからぬけられず、営業が終わっても翌日以降の不足をなんとかするために交渉やシフト作成などの事務仕事をして終わるのが毎日21時すぎでした。店舗配属されて2、3ヶ月目は丸一日の休みというの本当にありませんでした。

 

アルバイトの方の立場が強い時代になってきており理不尽なことが多い

最初の配属店舗では長年働くベテランの年配の方がいました。その方はお世辞にも愛想が良いとは言えないのですが長年勤めていることもあり誰も口が出せないという状況です。

 

その方は自分にとって都合が悪い事を指摘すると「次はシフト出しませんよ。」などと脅しのようなこともしてきたりしました。月200時間以上シフトに協力はしてくれているので、もし下手なことを言って辞めてしまってはさらに自分の労働時間が増えると考えてしまった私はそれ以上何も言えなくなりました。

 

今考えるとここで自分の意見をはっきり言っておくべきでした。最近はパワハラやコンプライアンスというワードが度々聞こえるようになりました。

 

しかし、考え方によってはそういったワードで苦しめられる人がいることも事実です。シフトの交渉時には「沢山働いているのにまだ働かせるんですか。パワハラですね。」と言われたこともありました。

 

強制しているわけではなく、時給という対価をもらっている以上、自分で了承してシフトの不足に入ったのであればパワハラになるのはおかしい話ではないのかという話をしても理解してもらえなかった経験もあります。他の店舗ではベテランアルバイトの方にいじめられて辞めた社員の話を聞いたこともありました。

 

私が飲食店の店長を辞めた理由

私が飲食店の店長を辞めた理由

身体がついていかなくなった

一番単純な理由として労働時間が長く一日中体を動かすのが大変だったことが理由です。2つ目に配属された全国400以上ある中でも10番以内に入ってくる忙しいお店でした。

 

家から少し距離もあったため朝4時に起き、5時に家を出てバイクで出勤。5時半には店に着いて開店準備という流れでした。

 

土日などの忙しい時に限って不足が多くそのため閉店まで自分が残らなければいけませんでした。閉店作業を終えると24時近くになっているのに次の日も朝4時に起きなければいけないという流れが毎週末でとても辛かったのを覚えています。

 

自分の時間がなかった

二つ目の理由は自分の時間がほとんどないので気持ちがどんどんしんどくなったことです。たまの休みに死んだように寝た後にアニメを見るのが唯一の楽しみでした。

 

もっと休みの日は買い物に出かけたり映画を見たりしたいと当たり前のようなことがしたいとずっと感じていました。夏は海や祭りに行ったり、冬はイルミネーションを見たりと他人がしているのを見るととても羨ましいと感じていました。

 

上司が自分よりさらに働いていた

自分の直近の上司ではなかったのですが先輩社員で親しくなった方がいました。その方は私以上の労働時間を働き、家族を養うためにも理不尽な環境にも耐えていました。

 

それは素晴らしいことだと思う反面、将来自分が同じような働き方をするのはゾッとしました。全国の店舗を改善したり、新店舗を立ち上げる部署が私たち社員の花形というべきポジションの部署があります。

 

実際は全国の凶悪な不足の店舗に行って一人で営業したり、30人採用しなければいけないのに4人しか採用できておらずオープンまで2週間でなんとかしなければいけないなどとキャリアアップすると過酷になっていくので自分の将来像が見えなかったことも理由の一つでした。

 

軽度のうつ状態と診断された

最終的に決定打となったのがある日、早朝の勤務前にシフトのことを考えていると胸が苦しくなったり心臓の鼓動が早くなっていることに気付きました。

 

仕事をしていても集中できなくなり、逃げることばかり考えるようになりました。自分でも精神的に問題があるのではないかと疑いはじめ病院に行きました。軽度のうつ状態ということでした。

 

自分が精神的に不安定になるとは考えもしませんでした。なんとかそこから半年以上仕事を続けましたが、あまり良くならないため辞めることに決めました。

 

飲食店の店長に向いている人・向いてない人の特徴

飲食店の店長に向いている人・向いてない人の特徴

飲食店の店長に向いている人

明確な目標がある人は飲食店の店長に向いていると思います。例えば働いてる飲食店で経営やマネジメントを学びながら将来的には独立してお店を出すという目標や、お客様に接するだけでなく新しい商品を作って全国に広めたいというような具体的な目標がある人です。

 

目標がなければただ日々を過ごすだけなので飲食である必要がありません。世の中には飲食業よりもはるかに肉体的、精神的に楽な仕事が沢山あります。その中で飲食業を選ぶためには何か目標がなければ続けていくことは厳しいと感じます。

 

飲食店の店長に向いてない人

相手のことを必要以上に考えてしまう人、又は注意することができない人は向きません。シフトの交渉をする時に相手の都合ばかり考えていては交渉など進みません。

 

「予定があるから無理です。」と言われても予定の具体的な時間を掘り下げたり他の日は出勤できないかなど幅を広げてみたりすることが必要です。

 

また、注意することや怒ることができない人はアルバイトの方からなめられやすいです。「急に都合が悪くなった。勤務直前に休ませて欲しいと店長に言ったらなんとかしてくれるだろう。」

 

一度そんな風に舐められてしまえばお店の雰囲気がどんどんルーズになっていきます。遠慮せずしっかりと自分の考えを言うことが必要です。

 

飲食店の店長を辞めるときのアドバイス

飲食店の店長を辞めるときのアドバイス

本当に辞める必要があるのか考える

今の人間関係がしんどいと感じていたり、労働時間が長いというのは実は変えることができると私は思います。それはしっかり自分はこういう状況でこういう理由があるから辞めたくなっているんだと伝えることです。

 

そうすれば会社側は辞めさせないために動いてくれるでしょう。逆に何も動いてくれないのであればそんな会社は辞めてしまって全然良いと思います。

 

しかし辞めると就職活動をしなければなりませんしお金も必要以上にいるかもしれません。自分がこの会社や業界と関わり会いたくないと心から思っているのであればそれは辞めるべきです。

 

ただ、今の環境が変われば続けても良いかもしれないと考えているのであれば、もう少し周りの方と話をしてみるのも良いかもしれません。

 

飲食店の店長からおすすめする転職先とは?

飲食店の店長からおすすめする転職先とは?

同じ飲食業界

もし自分が辞めようとした理由が、飲食業界が嫌だ。飲食にもう関わりたくないという理由でなければ同じ業界内で探すのも選択肢としてありだと感じます。

 

その理由は飲食店の店長はマネジメント業務です。ハードワークの中で他の従業員の方をまとめてきた経験というのは重要なスキルではないでしょうか。そのスキルは他の飲食店に行っても活かせるはずです。

 

転職してしまえば新たにオペレーションを覚え直すのは面倒だと感じるかもしれませんがさほど問題ではないでしょう。商品の製造や提供、片付けなどは誰でもできる仕事です。しかし自分が経験したマネジメント能力は他の人にはないスキルですので次の現場にすぐに活かせるからです。

 

事務職

私は飲食業を辞めた後、広告代理店の事務として働いています。選択肢の候補として事務職をお勧めします。なぜなら規則的な生活ができるからです。

 

飲食業は大体シフト制だと思うので生活も不規則になりがちです。夜にシフトに入って朝入ってなどしていると健康状態を害していきます。シフト制の働き方を辞めるだけで私はとても開放感がありました。

 

毎日決まった時間で始業したまに終業が遅くなろうとも飲食業の頃の様に遅くなることはありません。規則正しい生活というのは人生を充実させるために必要不可欠だと感じており、事務職はそれができると感じています。

 

飲食店の店長をしている人へのメッセージ

現在飲食店の店長をやっている方へ大事なことは無理をしないこと。そして上司や同期とコミュニケーションしっかりとることです。当たり前のことの様に感じますがこれができていない人が結構多いと感じます。

 

「シフトが不足だ。だが勤務できる可能性がある人には全員に交渉した。しかし無理だった。仕方ない自分が伸びたらなんとかなるか。」絶対にやめましょう。確かに自店でなんとかすることはとても立派です。

 

しかし、あなたの無理は絶対に積もっていきます。どれだけ最初フレッシュな気持ちで入社してもその無理はどんどん大きくなってしまい人を腐らせてしまいます。しんどいなと思っていることは相談しましょう。

 

そのために上司や同期がいます。自分だけで抱える必要はありません。もし今のお店の人間関係があわなければ配属を変えてもらえばいいんです。

 

会社にとって一番の痛手は社員が辞めることです。その会社に必要とされているなら方なら辞めることを防ぐために何か手をうって来るはずです。上司、同期と連絡をとりあったり会議などで頻繁にあう環境であれば良いのですがなかなか難しい環境の方もいるかもしれません。

 

少なくとも職場で中の良い人には自分の話を聞いてもらいましょう。今自分がどんなことで悩んでどんな風に考えていると知ってもらうと自分が楽になります。

 

相手もしんどいということを察してくれるようになるかもしれません。自分の人生は自分だけのものです。無理して体を壊してしまっても会社は負担をしてくれるかもしれませんが直接は助けてくれません。

 

自分の心と体のバランスを保ちながら無理なことは無理。頑張るところは頑張る。を使い分けながら相談し助けあうことが大切です。

 

最後になりましたがこの仕事を辞めたいと心から思っているなら辞めてしまっても良いと思います。きっとなんとかなります。

 

私自身貯金もほとんどしていない状況から転職したのできっと同じような境遇の方は沢山いると思います。自分の人生を豊かにしていくために沢山悩んで考えて決断して下さい。自分の経験が少しでも参考になれば幸いです。

 

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