不動産事務はきつい?賃貸未経験で入社した私が1年で辞めた理由とは?
私は不動産業界にあこがれて、新卒で賃貸の仲介に事務職で入社しました。ただ、真面目に仕事をし続けた結果、1年目で辞めたいと考えるようになりました。
入社して分かったことは、不動産業界は離職率が高いということでした。本当に社員の入れ替わりが激しい業界です。
特に繁忙期の営業社員は残業続きでピリピリしています。そんな営業社員から次から次に業務を振られます。

 

入社して感じたのは突発的な仕事が多すぎるということです。営業社員は定時前に帰社することが多いのですが、その時間から仕事を振られます。
主に契約書の作成ですが、その仕事を「今日中にしなければいけない」ということにとてもストレスが溜まります。

 

残業ありきの働き方が当然だと思っている会社の社風がとても嫌になりました。
結果、新卒1年目で辞めることになりました。私が辞めることになった経緯と、仕事がきついときにどのように乗り越えればいいのかということをご紹介させていただきます。

なぜ不動産事務がきついと感じるのか?

なぜ不動産事務がきついと感じるのか?
不動産事務がきついと感じる理由は、大きく分けて2つあります。

 

覚えることが多いのに、教えてもらう時間がない!

不動産業界には覚えることがたくさんあります。物件の知識、契約の知識、建築の知識など。専門用語や業界用語も多いです。
しかし、私は未経験で不動産業界に入社したため、業界の事は何も分かりませんでした。

 

電話番をするだけでも、話の内容が分からなくて苦労する日々が続きました。ところが、多忙な先輩社員や上司からは、教えてもらえる時間がほとんどなかったのです。
そのため、覚えることが多いのに全然教えてもらえないという苦しい状況が続きました。

 

忙しくて職場の雰囲気が最悪!

私の勤めていた会社は職場の雰囲気が最悪でした。原因は色々考えられます。
まず、忙しいということ。特に繁忙期は夜遅くまで帰れないほど仕事が多いのです。

 

次に、売上が全てという風潮です。私の会社はほとんどの社員が営業の人でした。営業の人には常に数字が付きまといます。
自分の出した売上が社内全体に発表されるのです。

 

最後に、クレームが多いということです。単価の高い商品ですので、客も慎重になります。
そんななか忙しさゆえに対応が遅れたりすると、クレームにつながります。このように職場の雰囲気は常にピリピリしていました。

 

不動産事務を辞めたくなる理由

不動産事務を辞めたくなる理由
不動産事務を辞めたくなったのは何故なのかを分析すると、不動産業界の特徴が見えてきました。

 

社員の入れ替わりが激しいため、従業員を大切にする文化がない

不動産業界は社員の入れ替わりの激しい業界です。そのため、人はすぐに辞めてしまうものだと諦めている雰囲気があります。
どうせ丁寧に教えてもいつか辞めてしまうと思っているからか、従業員を大切にする文化がありません。

 

暴言や悪口が蔓延していて、実際にどんどん人は辞めていきます。私も1年の間に2人辞めるのを見ました。どちらも、意地悪な社員の暴言の餌食になっていた優しい人でした。

 

意地悪な人が残り、被害者が辞めていくという弱肉強食の不動産業界の雰囲気は、人によっては耐え難いものだと思います。

 

売上への貢献が少ない事務職は肩身が狭い

そんな職場で、私は事務職として働いていました。
事務職は営業職よりも圧倒的に数が少なく、営業職の人は「会社の売上を生み出しているのは自分たち営業だ」という意識が強いです。

 

私がよく言われていたのは、「事務の仕事は誰にでもできる」という言葉でした。
今思うと、営業職の取ってきた仕事を事務職が裏で処理しているからこそ会社は回っているし、どちらが偉いという問題ではないと思うのですが、当時はかなり肩身の狭い思いをしました。

 

営業の仕事にプライドを持っているのは素敵なことだと思いますが、だからといって事務の仕事をけなしていい理由にはなりませんよね。

 

不動産事務を辞めるべき人

不動産事務を辞めるべき人
それでは不動産事務を辞めるべきなのはどのような人でしょうか。

 

マイペースに仕事をしたい人

事務の仕事が好きでも、マイペースに落ち着いて仕事がしたいという人には向いていません。
繁忙期はかなり忙しくなりますし、職場の空気も落ち着いた雰囲気とはかけ離れています。自分のペースでコツコツ仕事をするのが好きな人には向かないと思います。

 

私は「なんで仕事にそんなに時間がかかるの?」と言われたことがあります。
私がしていた仕事は誰がやっても時間のかかる仕事で、のんびりやっていたわけではありません。
しかしその上司は私の仕事内容を本当に知らなかったから純粋に聞いたそうです。

 

言い方の問題だと思うのですが、その時上司は多く仕事を抱えていたので、私はそのイライラをぶつけられたように感じました。マイペースに落ち着いて仕事をしたい人には合わない業界です。

 

残業に抵抗がある人

プライベートの時間も大切にしたい、夜は早く帰って寝たいという人も辞めるべきだと思います。
忙しい時期は仕事が溜まって残業せざるを得なくなるでしょうし、飲み会もかなり多いです。

 

周りが夜遅くまで残っている中定時で帰るのも気が引けると思いますし、飲み会に参加しないと自分の立場を守れないこともあります。

 

アットホームな職場で働きたい人

良い雰囲気で、仲良く仕事をしたいと思っている人も辞めるべきだと思います。
不動産業界はストレスの多い業界です。誰かが誰かをストレスの捌け口にすることは日常茶飯事です。

 

暴言や悪口が飛び交っていることも珍しくないです。売上も個人単位で出るため、営業同士はお互いライバルという意識があります。
アットホームな職場で、協力し合って仕事をしたいと思っている人にはおすすめできない業界です。

 

不動産事務を辞めないほうがいい人

反対に、不動産業界を辞めないほうがいい人はどのような人でしょうか。

 

不動産が好きな人

不動産が好きで、この先も不動産事務で働きたいと思っている人は辞めないほうがいいでしょう。
不動産業界は人気の業界であることは確かです。お部屋探しが好きだという人も多いでしょう。

 

仕事自体を楽しいと思えることは、働く上で大切で価値のあることですから、もう少し経験を積んでもいいかもしれません。
今の会社が合わないと感じていても、我慢してスキルを磨けば、自分に合った同業他社に転職できる可能性が高まります。

 

短期間で成長したい人

また、短期間で成長したいと思っている人も不動産事務で頑張った方がいいと思います。
不動産事務は確かにハードですが、その分成長する機会が沢山あります。
例えば、覚えることや業務量が多いため、事務処理能力はスキルアップします。

 

また、クレームや上司の暴言で理不尽な思いをするかもしれませんが、その分精神力や忍耐力が鍛えられます。今は苦しくても、自分の成長のためだと思える人は、今辞めるべきではないかもしれません。

 

忙しいのが好きな人

不動産事務の仕事は、忙しいのが好きな人には向いています。仕事量も多く、スピード感が求められるからです。
バイタリティがあって、ガンガン仕事をしたいと思っている方には向いている業界です。
職場の空気も決してのんびりしていないため、そのハキハキした空気が好きな人には合っていると言えます。

 

忙しさを乗り越えれば、効率よく仕事をこなせるようになり、さらに多くの仕事がもらえます。
こうして会社や社員から必要とされるようになると、仕事も楽しくなってきます。
プライベートよりも仕事を充実させたい人は今が踏ん張りどころかもしれません。

 

きつい不動産事務を乗り越える方法とは?

きつい不動産事務を乗り越える方法とは?
そんなきつい不動産事務の仕事を、私が乗り越えた方法をご紹介します。

 

メンタルを強く持って繁忙期を乗り切る

不動産業界で最も忙しいのは2月・3月の繁忙期です。引っ越しシーズンのこの時期は、閑散期と比較して業務量が倍ほどにもなります。
この状況で苦しく感じるのは当然です。しかし逆に言えば、繁忙期を乗り切れば1年のうちほとんどが閑散期です。

 

繁忙期の忙しさを乗り越えられれば、閑散期は暇に感じることができます。
繁忙期につらいなと感じたら、あと数か月で暇になると信じて「あと少しの辛抱だ!」と自分に言い聞かせましょう。明確に終わりが見えれば、苦しい時期も乗り越えられるかもしれません。

 

経験を生かして同業界へ転職する

ある程度経験を積んで、業界のことが分かってきた人は同業他社に転職するのも一つの手です。
一通りの業務ができるようになっていれば、人手不足の会社にとっては雇いたいと思う人材になっているでしょう。

 

また、働いていると他社とやりとりをする機会もありますし、噂話が流れてくることもあります。
今の会社で働きながら、雰囲気が良さそうな他社に目をつけておくことも良いかもしれません。

 

不動産事務から他業界へ転職して成功させた方法

不動産事務から他業界へ転職して成功させた方法
ここでは不動産事務から他業界へ転職する場合の方法をご紹介します。

 

宅地建物取引士の資格を取って他業界にも生かす

不動産業界で働くと、宅地建物取引士の資格に必要な知識がついてきます。自分に価値をつけたい方は、思い切って勉強してみてはいかがでしょうか。
宅地建物取引士は国家資格で、法律関係の勉強をする必要がある為、持っていると他業界でも一目置かれる存在になるはずです。

 

不動産事務の契約書作成で身についた法律関係の知識を生かす

資格を取らずとも、不動産事務で身についたスキルはあるはずです。
例えば、契約書を作成していると条文が読めるようになったり、法律関係の知識が付いたりします。
法律の知識は幅広い業界で必要とされているため、転職の際にも役に立つでしょう。

 

以上、私が苦しい時期を乗り越えた方法です。
忍耐も大切かもしれませんが、身体を壊してしまう前に、別の対策を考えることも大切なのではないでしょうか。

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