発達障害グレーゾーンの大人は仕事が辛い!私が経験した解決策とは?
5年以上働いていて、それでも仕事ができないと悩んでいるあなたは「大人の発達障害」かもしれません。

 

私はメーカー勤務で40歳・男性・家族有りです。地方の有名私立高校、国立大学を経て現在の会社に入社し18年間エンジニアとして主に設計・生産技術業務として働いてきました。

 

40歳の現在で給料は月20~40時間の残業代込みで600万円~650万円程度(額面)です。地方の企業としては恵まれている方だと思います。
ただ、仕事内容としては決して順風満帆ではなく、仕事が出来ず常に辛く死にたい・仕事を辞めたいと思いながら18年間家族の為に耐えてきました。

 

私は「発達障害グレーゾーン」です。正確には精神科で発達障害とは診断されませんでしたがそれに近いグレーゾーンと認識しています。
そんな私の経験談を通じて、発達障害グレーゾーンの大人が悩んでいる解決方法をご紹介させていただきます。

 

仕事ができないと悩んでいるあなたは「大人の発達障害」かもしれない

仕事ができないと悩んでいるあなたは「大人の発達障害」かもしれない
一口に仕事ができないと言っても色々あります。抽象的ではありますが、私の場合は以下の項目が挙げられます。

 

単純ミスが多い。書類の間違いが多い。

モノをどこに置いたかわからなくなる。忘れ物が多い。

口頭でいくつも指示されると、全部覚えていない。

マルチタスクができない。緊急で仕事が入るとテンパる。

指示されると目的を把握せずに仕事している事が多い。

多人数の打ち合わせでは発言できない。

会議で他人の話を聞いていると別のことを考えてぼうっとしていることがある

 

「設計」は会社の工程の上流であり1つのミスが大きな損失につながるため、上記は致命的な欠点です。もちろん自分なりに欠点と認識している部分に対しては、指示はメモを取る、ミスが多いので再確認を確実にするようするなど対策を打っております。
しかし、それでもメモや再確認を忘れたりしてしまいます。

 

入社1~3年目ぐらいまでは、経験値が足りない、努力が足りないと自分のせいだと思っていましたが、入社18年たった今「努力不足のせいだけではない」と感じるようになりました。
学歴と仕事の能力は別問題で18年たった今でも私は大卒なのに高専卒の新人さんにあっさり先を越される始末です。しかも、私のほうが給料高い分肩身が狭いです。

 

先輩からあるとき、「ADHD(発達障害の一種)ではないか?」と言われました。

 

大人の発達障害となぜ仕事が辛いのか?

大人の発達障害となぜ仕事が辛いのか?
「発達障害」は一般的には子供のイメージがありますが、最近は「大人の発達障害」が注目されています。大人の発達障害といっても大人になって発症するのではなく、子ども時代には見過ごされていて大人になって発覚した発達障害と言うことです。

 

 

学生時代には暗記する勉強が大部分で「発達障害」が発覚しにくいですが、社会に出て仕事をしてみると応用したり、自分で考えたりする場合が多く、高学歴で発達障害グレーゾーンの人は「こんなはずではなかった」ということあります。

 

衝動的な言動や不注意が目立つ「ADHD」の他にも、コミュニケーションに問題が生じる「ASD」読み書きや計算が苦手な「LD」があります。
ただし、みんな1つの症状に当てはまるのではなく、人によって症状の範囲や程度は様々なようです。そのなかでもADHDは注意欠陥/多動性障害という発達障害の一種です。

 

大きく分けて①多動性 ②衝動性 ③不注意の3種類があります。

 

①多動性・・・集中力が続かない

②衝動性・・・思ったことをすぐ口にしてしまう

③不注意・・・忘れ物が多い、時間管理が苦手、作業を順序立ててやるのが難しい

 

 
私の場合は「③不注意」が当てはまります。しかし、精神科を受診してもADHDとはっきりと診断されるレベルでもなくグレーゾーンでした。
発達障害グレーゾーンの人たちは外見上わかりにくく、そうとは判断されづらいです。

 

グレーゾーンの人は働けている人が多いですが、普通の人に紛れて働くので常にギリギリの状態でメンタルがボロボロになり疲弊しています。
さらには自分が発達障害と言うことに気づかず、自己肯定感が低く私には価値があるのだろうかと悩み、生き辛さや自分の不甲斐なさを感じてしまいます。

 

発達障害グレーゾーンの大人が世の中を生き抜くための方策


私が18年間仕事をやってきて考えている発達障害グレーゾーンの大人が、世の中を生き抜くための方策を挙げてみます。

自分の弱点を把握し受け入れる

一般的には「頑張れば報われる」「努力をすれば成功に近づく」ですが、発達障害グレーゾーンの場合は違っていて頑張っても出来ないものは出来ないですし、自分に合わない環境の中で頑張っても辛いだけです。
自分の欠点を把握して、「発達障害」(もしくはグレーゾーン)だということを受け入れることが状況改善の第一歩です。

 

苦悩とは「期待」していることに対し、「実際」が伴わないから苦しむことになります。
例えば、子どもが勉強しないことに対して怒るのは、子どものためと言いつつ、自分の「期待」に対して子供の「実際」が到達していないから怒ると言う場合が多いです。
その観点で、仕事が出来なくてなぜ辛いかというと、自分はもっとできるという「期待」に対し、「実際」は出来ていないもどかしさからくる所があると思います。

 

「発達障害」「自分の欠点」を受け入れることが自分に「期待」しないことに繋がり、それがストレスを軽減できることに繋がります。
私も長年自分の仕事のできなさに苦しんできましたが、自分が「発達障害グレーゾーン」だということが分かり、それを受け入れることで少し気が楽になりました。
抵抗はあるかもしれませんが、自分の状況を証明するためにも精神科を受診して診断を受けたり医師のアドバイスを受けたりした方が良いと思います。

 

弱点に対し対策を打つ

自分の弱点を受け入れるのは大事ですが、もちろんある程度は努力や対策で克服できる部分もあります。例えば物忘れがひどければ、メモやスマホのアラーム・スケジュール・カメラ機能などをうまく使い、外付けハードディスクとして記憶力を補います。
私は自分のメモリ(記憶力)の少なさには自信を持っており、スマホが欠かせません。

 

スマホのカレンダーアプリに一日のスケジュールを細かく記入し、会議やイベントの時間にはアラームを設定して、ホワイトボードや重要な文書などはスマホのカメラで保存して足りない記憶力をカバーします。
また、物をどこに置いたかわからなくなるという欠点に対しては、定位置を決めておくと言うルールを作っておけば解決できます。
世の中、便利なものがあふれているので、自分の症状をカバーするツールをうまく活用しましょう!

 

克服できない弱点に対しては、極力避ける

それでも克服出来ない弱点は仕方がありません。その弱点は極力避ける方が得策です。私の場合は、打ち合わせ・会議が大の苦手です。
人の話を聞けないし、発言も出来ない。会議の場では特に役立に立ちません。しばしば「なにも発言しないよね」「帰っていいよ」と言われてしまいます。
客観的には良くはないですが、打ち合わせはなるべく出ないで良いように避けています。

 

仕事が全体的に合わないのであれば、上司に相談して違う業務に当ててもらう、違う部署に異動させてもらう、転職するなどの選択肢があると思います。
数年前に「逃げるは恥だが役に立つ」というタイトルのドラマがありましたが、現状が自分に合わなければ今の場所にこだわらず、自分の戦う場所を選べと言う意味合いのハンガリーのことわざだそうです。
苦痛に耐えながら一生生きていくのは地獄です。

 

自分の得意分野を理解し、得意分野で生きていく

これは発達障害の人たちに限ったことではないですが、自分の得意分野を理解し得意分野で生きていくことが、幸せな人生を送ることに繋がると思います。
アバウトな言い回しになりますが、発達障害グレーゾーンに向いている仕事は「応用が少ないパターン化された仕事、マルチタスクが少ない仕事」だと思います。

 

得意分野で生きていく手段としては3つのパターンがあります。

異動・転職する

自分の得意分野と行先がはっきりしているなら「異動や転職」が良いでしょう。
現状に耐えきれず、死にたいほど悩んでいるなら逃げるのもアリです。
ただし、異動や転職はインターネットで調べたり、その分野で働いている人から情報を得たりして十分下調べをして行ったほうがよいでしょう。

 

今の仕事を続けながら、副業やボランティア自分の得意分野を探す

発達達障害の人たちは応用が苦手で経験値が結構重要と思います。異動や転職で自分に向いている仕事に変えるのもリスクがあります。
もし、現状に耐えられるのなら、今の仕事はキープして副業やボランティアで自分の得意分野を探すといいと思います。

 

お金を貯めて「セミリタイヤ」する

「得意分野がない場合はどうするか?」その選択肢の1つが「セミリタイヤ」だと思います。「リタイア」は全く仕事をしませんが、「セミリタイヤ」は資産運用等で足りない部分はアルバイトをします。
公務員だった発達障害グレーゾーンの方は、30歳ぐらいまでに4,000万円程度の資産をためて「運用+節約+足りない部分を単発・短期のアルバイトやブログ収入で補てんする」という形のセミリタイヤ生活されてストレスなく自分らしく生きられているというパターンもあります。

 

私の場合は年齢や勤続年数のこともあり、「今の仕事を続けながら、副業やボランティア自分の得意分野を探す」を選択していますが、理想はお金を貯めて「セミリタイヤ」する手段です。

 

仕事で苦しむ発達障害グレーゾーンの大人たちへ

発達障害グレーゾーンの大人が上手く生きていくための解決策になります。

 

発達障害は治らないので自分が社会に適応するしかない
そのためにはまずは診断を受けて自分のことを知り、どう対処するかを考える必要があります。

 

自分自身を受け入れて自分に期待せず、他人にも期待しません。
でも、努力することを忘れてはいけません。

 

発達障害だとは言いますが、程度の差はあれ、誰にでも得て不得手はあります。
不得手をどうカバーするか、異動・転職も含めてどうすれば不得手にできるだけ関わらないかを考える必要があります。

 

以上になりますが、この記事を読んで一人でも幸せな人生を送れる人が増えることを願っております。

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