仕事しない上司にイライラ
「仕事しない上司」はどこにでも存在します。ただ部下は上司を選べませんが、自分なりの対策をして仕事の満足をあげることはできます。
今回、自動車部品業の営業事務で働いている入社1年目の西嶋(仮称)さんからの相談内容をご紹介します。

 

西嶋さんは、友人の紹介で自動車部品業の営業事務で働くことになりました。
先輩や仕事内容は合っているので、仕事へのモチベーションも高まりつつありました。

 

ただ・・・「仕事しない上司にストレスを感じています。仕事しないだけなら良いのですが・・・どう接したら良いか分かりません。毎日のことなので何か対策はありませんか?」と相談がありました。
人間関係の悩みの多くは「上司」にあります。そもそも上司の仕事内容は部下には伝わりづらいものです。

上司の多くはマネジメント業務が中心になるので、その部署の成果をどうすれば最大化できるのか?日々考えながら実践しています。
ただ、本当に仕事をしない上司もいます。マネジメントを放棄し、部下だけが働いている職場もあります。
そんな西嶋さんの事例をご紹介させていただきます。

 

友人が働いている会社なので安心して入社

友人が働いている会社なので安心して入社
受付の仕事をしていた私に、友人から「私が働いている会社の営業事務に欠員が出たので面接受けてみない?」と声が掛かりました。
そんなに仲が良い友人ではなかったのですが、受付の仕事に飽き飽きしていたので、ちょうど良い機会だと思い軽い気持ちで面接を受けました。

 

友人紹介のため、書類審査はなく、いきなり面接日が決まりました。
ただ、不純な気持ちでの面接のため、緊張感もなく、あっというまに面接は終わりました。
本気で入社したい会社であれば、もっと緊張していたと思います。

 

1次面接を通過し、2次面接は経営者との面談で、さすがに緊張はしましたが・・・
これも難なく終えることができ、内定をいただけました。

 

「入社しようかどうか?」かなり悩みましたが、給与などの条件も現職よりも良かったので入社することにしました。

 

入社後は「入社支度金」という名目で10万円を会社から支給されました。
あとで聞いた話ですが、私を紹介した友人にも10万円が支給されていたようです。
社内紹介制度といったものがあり、知り合いを紹介し入社することになれば双方(社員・知り合い)に販促手当が支給されるようです。

 

福利厚生がしっかりしている会社だな~と入社前に感じたイメージは良く、働く意欲もわいてきました。

仕事しない上司にイライラが止まらない!他の社員は見て見ないふり

仕事しない上司にイライラ
配属先の部署は年上が多く「人間関係を構築できるか?」とても心配でしたが・・・
先輩達にしっかりとOJTで教育してもらい、必死でメモを取りながら業務を覚える努力をしました。

 

雰囲気の良い会社に入社できた喜びと、新しい仕事への緊張感で、働くことが楽しくなってきました。
ただ、1点だけ気になることがあります。

 

それは私の部署の上司が日中は何も仕事をしていないのです。
電話対応や社員間の会話量も多く、活気のある事務所です。
上司(部長)が座っているエリアだけが、どんよりした空気が漂っています。

 

入社して間もない私が気にすることではありませんが・・・
頻繁に居眠りをしていることもあり、先輩が勢いよく机の引き出しを閉めると「ビクッ」となって目覚めることが多くあります。

 

目覚めると、忙しい社員を捕まえて「雑談」を始めます。捕まっている社員は毎回同じで人の良い社員です。
また、上司の後ろにあるキャビネットから書類を出すことがあり、ふと上司のパソコンのモニターを見ると毎回「yahooのトップ画面」です。

 

上司の年齢は55歳ですが、「半日も自分の席で寝ている会社ってどうなの?」と真面目に働けば働くほど、仕事しない上司に対してイライラが止まりません。

 

居眠り上司はなぜか経営者に気に入られている

居眠り上司はなぜか経営者に気に入られている
入社して3ヶ月も経つと色々な情報が耳に入ります。
その上司の噂は私が想像していた通り、社員からダメ上司のレッテルを貼られています。

 

ただ、経営者からの評価は高いようです。
先日、経営者と先輩がランチに行ったときに「早く上司のように立派な人材になれるよう精進してください!」といった話を言われたそうです。

 

その先輩は、上司のことを「ゴマすり上司」だと考え、反面教師で頑張ってこられたようです。
そのため、会社にはゴマをすって認められるのではなく、成果を出して認められたいといった強い意志がありました。
私も同感で、この方が上司になられたら事務所の雰囲気もさらに良くなると思います。

 

ただ、現実からは逃げられないので、上司には経営者にしか分からない良さがあるのだと、自分に言い聞かせていました。
私には分からないところで、マネジメント力を発揮し、部署の力を最大限に発揮している凄い人だと・・・

 

そんなある日、上司は珍しく分厚い本を読み、ノートにまとめていました。
何か会社に提案することをまとめているのかと思いきや、「司法書士の資格」を勉強していました。
マネジメントを完全に放棄しています。

 

先輩社員が「司法書士の資格を勉強されているんですね?難しそうですね?」と上司に聞いたところ、
「今のうちから辞めた後にも役立つ資格を取っておきたい。君達も今のうちから資格をとっておいたほうが良いよ!」と・・・

 

部内に冷たい空気が走りました・・・
「なぜ、仕事中に辞めた後のことを考えた作業をしているのか?」
やはり、経営者にとって良い部分(ゴマすり)しか伝わっていないのでしょうね。

 

それから数日後、上司は私に話しかけてくる頻度が多くなってきました。
聞きたくもない上司のプライベートな話や、私のプライベートまで聞いてきます・・・

 

部下は上司を選ぶことができません・・・
最近では、毎日話しかけてくる上司と接するストレスが溜まり、会社に行くのが憂鬱に感じています。

 

不意に怒ることがあるが、なぜ怒っているのか?が分からない

不意に怒ることがあるが、なぜ怒っているのか?が分からない
上司は何もしていないことが多いのですが、たまに社員の業務を指摘することがあります。

 

私も入社から半年経ち業務の流れも覚えてきたので、効率性を求めて自主的に業務を改善しています。
その改善内容を見て「なぜこんなやり方をするんだ!今までどおりでいいじゃないか!」と怒り気味に指摘をされます。
特にITを使った業務改善を嫌う傾向があり、自己流の仕事の仕方を押し付けてきます。

 

ただ、上司のやり方では明らかに時間と労力が必要になります。
ルーティンワークはパソコンにやらせた方が早くて正確ですが、上司の考えでは「そんなもの信用ならない!」といった考えをもっています。

 

こういった不毛なやり取りをしていると、ストレスが溜まりモチベーションも一気に下がります。
最近では「上司の間違っていても、自分の意見を押し通す」ことにイライラを隠せなくなってきました。

 

上司が仕事をしない、動かない場合の対策とは?

他部署の先輩に相談した結果、いくつかの対処法を教えてもらいました。

 

・上司のさらに上の上司に直訴する

・無視をする

・ほめて動かす

・何を言われても割り切った態度を示す

・とことんぶつかり合う

 

上司のさらに上の上司に直訴する

上司が課長であれば部長、部長であれば社長など、仕事をしない上司のさらに上の上司に直訴しましょう!直訴された上司は「なぜ私に??」となるでしょう。ただ、すぐに察してくれます。

 

ただ、その上司が直属の上司と仲が良い場合は直訴する相手を変えましょう。告げ口されて、さらに上司との関係が悪化します。
次の日から今まで以上に働きにくい職場になるかもしれません。直訴する相手をきちんと見極めることが重要です。

 

また、他部署の人間を使って「あの上司いつも寝ていますよ~給料泥棒ですね!」などの噂を広めるのも良いかもしれません。
仕事をしない上司はプライドが高いケースが多いのです。自分の変な噂が耳に入ると、心を入れ替えるきっかけになるかもしれません。ただ、噂の発信元を探られないように注意しましょう。

 

無視をする

できるだけ、その上司と関わりをもたないようにしましょう。上司のことを空気だと思ってください。
その上司に何らかの期待をするからストレスが溜まっているのです。期待をしなければストレスは溜まりません。

 

上司に書類を提出しないといけない場合は、上司がトイレに行っている隙をみて机の上に置いたりしましょう。そして、できるだけ上司と接点をもたないよう心がけることが大事です。
また、職場に1人は喋りかけづらい社員がいると思います。これを真似るのもよいかもしれません。どうしたら「喋りかけづらいオーラを出すことができるかのか?」友人にも協力してもらい訓練してみましょう。

 

ほめて動かす

上司と共存したい場合は、上司をほめて動かすのも良いかもしれません。誰でもほめられると期待に応えたくなります。
ただ、思ってもいないことを口に出さないといけないので、今まで以上にストレスを感じるかもしれません。また、周りの社員の目が気になる場合もあります。

 

その上司との関係性を良好に続けたいのであれば、ほめて動かすと効果が早く出ます。

 

何を言われても割り切った態度を示す

何を言われても深く考えないことも大切です。上司の指示が合っていようと間違っていようと「分かりました!」と言い続けることです。
例えば、業務を改善した結果、上司が「なぜこんなやり方をするんだ!今までどおりでいいじゃないか!」と怒り気味に言われた場合、「分かりました!すぐに元に戻します」と返答しましょう。

 

それだけで上司は納得します。それは、自分の指示が絶対に正しいと思い込んでいるからです。上司からすると「合っているのか?間違っているのか?」は別問題です。
そこで上司に反発しても解決策はありません。仕事をしない上司は自分の指示通り動いてくれる社員を好む傾向があります。

 

ただ、上司の指示に「分かりました!」と言いながらも、成長を怠ることを諦めてはいけません。上司の言われるがままに仕事をしていると、人間としての成長が伸び悩むことが多くあります。
上司から言うれることは割り切って聞いておいて、自分の考えをしっかりもって働く習慣をつけるようにしましょう!

 

とことんぶつかり合う

これは、我慢ができなくなったときの最終手段です。納得できないことがあれば、全て追求するぐらいの気持ちで上司にぶつかりましょう!
仕事をしない上司が最も嫌う社員になるので、人事査定は下がるでしょう。それでも自分の心に正直に生きることで、ストレスは緩和されることになります。

 

周りの社員から評価が上がるかもしれません。一般的に仕事をしない上司と一定の距離をあけて付き合うのが多いと言われています。ただ、そんな社員でも上司に言いたいことは山のようにあります。
その上司へ言いたくても言えないことをあなたが代弁することで、周りの社員はストレス解消につながります。

 

ただ、上司とぶつかり合うのは非常に勇気がいる決断なので、できれば避けるべきです。正しいことを上司に突き詰めても、あなたにとってのメリットが少ないからです。
会社を辞める覚悟ができれば、最終手段として考えても良いかと思います。

 

まとめ

どこの会社でも嫌いな上司がいるのは当たりです。
マイナビ転職のアンケート結果でも以下の結果となっています。

 

職場に嫌いな上司がいますか(いましたか)?

いる(73.5%)

いない(26.5%)

 

働く20〜30代の男女113人に、「職場に嫌いな上司がいますか?(いましたか?)」というアンケートをとった結果、
「いる」と答えたのは全体の73.5%で、「いない」の26.5%を大きく上回りました。
この結果から、嫌いな上司を持つ人は少なくないことが分かります。

詳細はマイナビ転職の記事をご確認ください→「上司が嫌いで辞めたい!」実際に転職した人はXX%。退職理由にしていいの?

 

完璧な上司はどこの会社にも存在しないと考えを切り替えることが大事です。

 

その上司にも良いところが1つや2つはあるはずなので、日々の行動を観察し、良いところを見つける意識をもつことをおすすめしました。

 

よく話しかけてくるということは、気分を和まそうと考えているのかもしれません。
また、期待しているのでモチベーションを高めようとしているのかもしれません。

 

経営者に気にいられているということは、部署としての成果が上がっているからです。
経営者もゴマすりだけでは、その上司を評価するとは思えません。
やり方は間違っているとしてもマネジメントが正常に働き、部署の成果に繋がっていると考える意識が必要です。

 

人の悪いところは目に付きやすいのですが、良いところを見つけるスキルも身につけたほうが良いでしょう。
それは、プライベートでも役立ってくる場合もあります。
友人の悪いところばかり気にしていると、人間関係も良好ではなくなります。

 

誰しも良いところは必ずあるので、その良い部分を認めてあげることが、今後西嶋さんに求められるスキルになります。
考え方を改善することで、日々のストレスが少しでも軽減されることを期待しています。

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